こんにちは、三十路パパです。
日本中がメジャーリーグのワールドシリーズでドジャース優勝に歓喜した週末となりましたね。
大谷翔平選手、山本由伸選手、佐々木朗希選手、本当におめでとうございます!
日本人の誇りです!
特に山本選手は、ワールドシリーズでなんと3勝を挙げ、優勝投手&MVPという偉業を成し遂げました。同じ日本人、そして野球人として心から敬意を表します。
大谷選手、佐々木選手も本当にすごかったですね!

ポスティングシステムって何?
これからメジャーリーグを含め、冬の季節は野球選手にとって「試合を行わないオフシーズン」に入ります。
この時期になると、日本で結果を残した選手たちがメジャー挑戦を表明したり、移籍報道が飛び交います。
そんな中でよく耳にするのが・・・
「ポスティングシステム」という言葉。
でも実際、ポスティングってどういう仕組みなんでしょうか?
ポスティングシステムの仕組みをざっくり解説!
ポスティングシステムとは、日本プロ野球(NPB)の球団に所属する選手が、メジャーリーグ(MLB)球団と交渉できるようにする制度のことです。
選手本人が「メジャーに挑戦したい」と希望し、所属球団が承認した場合、その選手の交渉権が一時的にMLB球団に“公開”されます。
そのうえで、MLB球団が契約を結べば、その契約額に応じた 譲渡金(移籍金) が日本球団に支払われる仕組みです。
- 1998年にNPBとMLB間で協定が結ばれスタート
- 2018年の改定で「契約額の一部が譲渡金となる方式」に変更
- 選手の希望と球団の了承が揃わないと成立しない制度
つまり、「選手の夢をかなえつつ、球団にもメリットを残す」ための仕組みなんです。
ポスティングを使った有名選手と金額まとめ
これまで数多くの日本人選手がポスティングを通じてメジャーの舞台へ羽ばたいていきました。
その際の「譲渡金(投稿料)」と「契約金」を、当時のおおよその日本円換算額も含めてまとめました👇
| 選手名 | 移籍経路 | 譲渡金(投稿料) | MLB契約額 |
|---|---|---|---|
| 松坂大輔 | 西武 → レッドソックス(2006年) | 約51.1百万ドル(約58億円) | 6年/52百万ドル(約57億円) |
| ダルビッシュ有 | 日本ハム → レンジャーズ(2012年) | 約51.7百万ドル(約59億円) | 6年/60百万ドル(約68億円) |
| 田中将大 | 楽天 → ヤンキース(2014年) | 上限20百万ドル(約22億円) | 7年/155百万ドル(約170億円) |
| 大谷翔平 | 日本ハム → エンゼルス(2017年) | 上限20百万ドル(約22億円) | 当初は新人契約 → その後延長で数百億円規模へ |
| 山本由伸 | オリックス → ドジャース(2023年) | 約50.6百万ドル(約70億円) | 12年/325百万ドル(約455億円/日本人史上最高額) |
※ 為替レートは当時の相場(1ドル=110〜140円)を基に概算しています。
💡豆知識:
松坂投手の移籍時は「ポスティング史上最高額」と言われ、日本でも社会現象に。
山本由伸投手は2023年の移籍で、日本人史上最高契約を更新。年俸ベースでは大谷翔平選手に次ぐ規模とされています。
こうして見ると、ポスティング移籍はまさに“国家レベルの大型取引”。
選手の実力が評価されるだけでなく、球団経営にとっても大きな収入源となるのです。
ポスティング以外にメジャーへ行く方法は?
ポスティングだけが道ではありません。
他にも以下のようなルートがあります。
① 自由契約後に直接契約
所属球団との契約を終えた選手が、MLB球団と直接契約を結ぶケース。
例:青木宣親選手(ヤクルト→ブルワーズ)など。
② 海外FA権を取得して移籍
NPBで長年プレーし、「海外FA権」を取得した選手はポスティングを経ずにメジャーと契約可能です。
例:黒田博樹選手(広島→ドジャース)など。
【2025年オフ】メジャー挑戦を表明している日本人選手
現在(2025年11月5日時点)、メジャー挑戦を表明している/報じられている主な選手は以下の通りです。
- 岡本和真選手(巨人):ポスティング申請を球団が容認。複数のMLB球団が関心。
- 今井達也選手(西武):ポスティングを利用し、メジャー挑戦を希望。
- 村上宗隆選手(ヤクルト):正式発表こそないものの、2026年オフでの挑戦が濃厚と報道。
村上宗隆選手の挑戦に寄せて
私は幼少期からずっと東京ヤクルトスワローズファン。
だからこそ、村上宗隆選手の動向には胸がざわつきます。
主力の彼がチームを去ることは、スワローズにとってもファンにとっても大きな痛手。
しかし、それでも球団もファンも「挑戦を心から応援する」のがスワローズ文化なんですよね。
過去にも、岩村明憲選手、石井一久投手、青木宣親選手、五十嵐亮太投手など、多くの主力がメジャーへ挑戦しました。
そのたびに球団もファンも温かく背中を押してきました。
村上選手にも心から世界最高峰の舞台で挑戦し、活躍してきてほしい。
一ファンとして、そう願わずにはいられません。
おわりに:日本野球の進化を感じる瞬間
今では、毎年のように日本人選手がメジャーへ旅立っていきます。
それだけ、日本野球のレベルが世界に認められている証拠です。
この冬もまた、新たな挑戦者たちのニュースが続くでしょう。
彼らの勇気ある一歩を、野球ファンとして全力で応援したいですね。
三十路パパ


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